男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)は1日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
R・フェデラー(スイス)が第3シードの
R・ナダル(スペイン)を6-3, 5-7, 6-3のフルセットで下し、地元で行われた大会で2連覇達成、さらに7度目の優勝を飾った。
>>スイス・インドア対戦表<<フェデラーとナダルが最後に対戦したのは昨年の全豪オープン準決勝以来で、決勝戦での顔合わせは2013年5月以来で約2年半ぶりだった。そして、フェデラーはこれまでナダルに5連敗中だった。
「今日はとても特別な日となった。恐らくこの日の勝利がここバーゼルでの最高の勝利となったに違いない。」とフェデラーは、久々のナダルからの勝利を地元で飾れた嬉しさを語っていた。
勝敗を決めるファイナルセットでは激しいラリー戦が繰り広げられ、両者のサービスキープが続いた。その後、第8ゲームでブレークに成功したフェデラーがゲームカウント5-3とリード。
続くフェデラーのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップでは、ネットへつめたフェデラーがナダルの鋭いフォアハンドをバックボレーで決めてマッチポイントを握ると、最後はナダルのリターンがベースラインを割りゲームセットとなった。
フェデラーが子供の頃、ボールボーイを務めた思い出のあるこのスイス・インドアは、フェデラーが7度以上優勝を飾った5大会目となった。フェデラーはウィンブルドン前哨戦であるゲリー・ウェバー・オープンで8度の優勝を誇っている。
かつて男子テニス界を二分するライバル同士であったフェデラーとナダル。約2年半ぶりの対戦でナダルから久しぶりに勝利をあげたフェデラーは「この600日以上の日が流れる間に、色んなことが起きていた。それでも今日は、正しい戦略を持って戦えたと感じている。」と感慨深げだった。
フェデラーは今回のタイトル獲得で今季6勝目、キャリア通算では88勝目となった。
(STATS - AP)
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