男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)は29日、シングルス2回戦が行われ、第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)が
T・ガバシュビリ(ロシア)を6-3, 6-1のストレートで下し、第3シードの
R・ナダル(スペイン)が待つ準々決勝に駒を進めた。
両者は今回が2度目の対戦となり、チリッチはガバシュビリとの対戦成績を2勝0敗とした。
この試合、第1セットを先取したチリッチは、第2セットではファーストサービスのポイント獲得率を第1セットの58パーセントから88パーセントに上げ、2度ブレークに成功して1時間15分で勝利をおさめた。
準々決勝では第3シードのナダルと対戦する。
チリッチとナダルは過去に3度対戦しており、対戦成績はチリッチから1勝2敗となっている。最後に対戦したのは2011年のローマ・マスターズで、今回は約4年半ぶりの顔合わせとなる。
世界ランク13位のチリッチは、今年の全米オープンで2連覇を狙っていたが準決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて連覇を阻まれた。その後は楽天ジャパン・オープンで
錦織圭(日本)に敗れ、4強入りを逃した。
先日行われたクレムリン・カップでは、決勝で
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を下して大会2連覇、今シーズン初の優勝を飾った。
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