男子テニスツアーのクレムリン・カップ(ロシア/モスクワ、ハード)は24日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
M・チリッチ(クロアチア)が第2シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を6-4, 6-4のストレートで下し大会2連覇、今シーズン初の優勝を飾った。
昨年と同カードとなった決勝戦、チリッチは9本のサービスエースを叩き込み、ファーストサービスが入った時に75パーセントの高い確率でポイントを獲得し試合を優位に進めた。
ブレークのピンチが試合を通じて4度あったものの全てしのぎ、リターンゲームでは2度のブレークに成功して1時間28分で勝利、昨年と同スコアで優勝を果たした。
チリッチは昨年の全米オープンで
錦織圭(日本)を破りグランドスラム初優勝をあげた。
今年も全米オープンでベスト4に進出するも
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるなど、今シーズン準決勝進出は5度あったが決勝進出は今大会が初だった。
先日の楽天・ジャパンオープンでは準々決勝で錦織にフルセットの熱戦の末に敗れた。
チリッチは今週開幕のスイス・インドアに第7シードで出場する。
スイスインドアの主なシード勢は第1シードに大会7度目の優勝を狙う
R・フェデラー(スイス)、第2シードに
S・ワウリンカ(スイス)、第3シードに
R・ナダル(スペイン)、第4シードに
K・アンダーソン(南アフリカ)となっている。
また、出場を予定していた錦織は肩の痛みで欠場を表明している。
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