男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード)は14日、シングルス2回戦が行われ、第6シードの
錦織圭(日本)が
N・キリオス(オーストラリア)を1-6, 6-4, 6-4の逆転で勝利し、辛くも2年ぶりの3回戦進出を決めて、ベスト16が出揃った。
>>上海マスターズ対戦表<<この試合、錦織はキリオスの強烈なサービスとストロークにおされ、6度のブレークチャンスを握るも活かすことが出来ず、あっさりと第1セットを落としてしまう。第2セットもキリオスの勢いは衰えない中、必死に食らいついた錦織は何とか第2セットをとり、ファイナルセットへ突入。
ファイナルセット、自身のサービスゲームである第9ゲームで錦織は0-30とリードを許すも、キリオスのミスに助けられる。そして、第10ゲームでダブルフォルトを犯すキリオスの隙をついた錦織はブレークに成功し、1時間53分で逆転勝利をおさめた。
3回戦では第12シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。2回戦でアンダーソンは
F・フォニュイーニ(イタリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
203センチの長身から繰り出すサービスと力強いストロークを武器とするアンダーソンは、今年の全米オープン4回戦で
A・マレー(英国)を破りグランドスラム初のベスト8進出を果たした。さらに10月12日に発表された世界ランキングでは自己最高の10位を記録するなど、今季はベストシーズンとなっている。
その他のシード勢では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードのマレー、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)、第5シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、第8シードの
R・ナダル(スペイン)、第9シードの
M・ラオニチ(カナダ)、第10シードの
G・シモン(フランス)、第11シードの
R・ガスケ(フランス)、第13シードの
J・イズナー(アメリカ)も3回戦へ駒を進めた。
しかし、第7シードで世界ランク8位の
D・フェレール(スペイン)は、13日にまさかの初戦敗退を喫した昨年覇者で第2シードの
R・フェデラー(スイス)に続くシードダウンとなった。
大会4日目の15日にはベスト8進出をかけたシングルス3回戦が行われる。錦織とアンダーソンの対戦は、日本時間15日の16時以降(現地15時以降)から試合が開始される予定。
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