男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は10日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
錦織圭(日本)は世界ランク32位の
B・ペール(フランス)に6-1, 4-6, 2-6の逆転で敗れ、2連覇と大会3度目のタイトル獲得とはならなかった。
>>楽天OP対戦表<<錦織にとって今回は勝たなければいけない試合だった。
今年の全米オープン1回戦、日本人男女で初となる四大大会最高の第4シードで出場した錦織。昨年は決勝へ進出していたため、大きな期待が寄せられていた。
初戦の相手は、バックハンドの強打と強烈なサービス、さらにラリー中に突然打つドロップショットやサーブ・アンド・ボレーが持ち味のペール。その試合で錦織はマッチポイントを握るも、まさかの逆転負けを喫してしまった。
その敗戦から約1カ月が経ち、迎えた今回の試合でリベンジに燃える錦織は第1セットを20分であっさり先取する。誰もが錦織の勝利を期待した。
しかしプレッシャーがかかる第10ゲームで、最後思い切りの良いバックハンドのウィナーをペールに決められてファイナルセットへ突入。
ファイナルセットに入ってもペールの勢いは失速せず、錦織は今回もペールを攻略することが出来なかった。試合時間は1時間48分だった。
勝利したペールは決勝で、今年の全仏王者である第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
■関連ニュース■
・スタン 錦織全米初戦敗退語る・ペール「錦織は素晴らしい」・錦織撃破ペール「相当嬉しい」