男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は5日、シングルス1回戦が行われ、2連覇と大会3度目の優勝を狙う第2シードの
錦織圭(日本)は18歳のB・コリッチに2-6, 6-1, 6-2の逆転で勝利し、苦しむも初戦突破を果たした。
>>楽天OP対戦表<<この試合、勢いに乗るコリッチに押された錦織は第1セットを落としてしまう。しかし、第2セットの第2ゲームで2本のダブルフォルトを犯すコリッチの隙をつき、フォアハンドの強打でブレークに成功した錦織が試合の主導権を握り始める。
ファイナルセットでは力強いショットを武器に観客の声援に応えるプレーを披露し、2時間8分で勝利を手にした。
2回戦では
S・クエリー(アメリカ)と対戦する。クエリーは1回戦で
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)をストレートで下しての勝ち上がり。
この日は
伊藤竜馬(日本)と
西岡良仁(日本)の1回戦も行われ、伊藤が3-6, 6-0, 7-5の逆転で日本人対決を制した。2回戦では第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)と
R・シュティエパネック(チェコ共和国)の勝者と対戦する。
その他では
内山靖崇(日本)は
J・ヴェセリ(チェコ共和国)に4-6, 4-6のストレートで敗れ、初戦で力尽きた。
松井俊英(日本)は今季限りで引退を表明している
J・ニエミネン(フィンランド)とのダブルスに登場したが、
A・クレシ(パキスタン)/
G・シモン(フランス)組に7-6 (7-2), 3-6, 6-10の逆転で敗れた。
大会2日目の6日には第1シードのワウリンカがシュティエパネックとセンターコートの第2試合で対戦する。センターコートの第3試合には第8シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と今年の全米オープン1回戦で錦織を破った
B・ペール(フランス)、第4試合には第4シードの
R・ガスケ(フランス)と
R・バウティスタ=アグ(スペイン)の1回戦も行われる予定。
また、1番コートの第4試合には話題の
N・キリオス(オーストラリア)も登場予定。
■関連ニュース■・錦織「最初は攻め急いだ」・スタン激怒 キリオスは罰金・ワウリンカ 日本ファンと交流