女子テニスツアーの武漢オープン(中国/武漢、ハード)は2日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク24位の
V・ウィリアムズ(アメリカ)が第15シードの
R・ビンチ(イタリア)を5-7, 6-2, 7-6 (7-4)の逆転で下して決勝進出を決めた。
この試合、第1セットを落としたヴィーナスは続く第2セットで3度のブレークに成功して1セットオールに。第3セットでは、サービングフォーザセットを迎えるもビンチにブレークを許してタイブレークに突入。その後、元世界ランク1位の意地を見せたヴィーナスが攻めきり、2時間43分の接戦を制した。
決勝では、第5シードの
G・ムグルサ(スペイン)と対戦する。ムグルサは、同日の準決勝で第6シードの
A・ケルバー(ドイツ)を下しての勝ち上がり。
ヴィーナスは現女王の
S・ウィリアムズ(アメリカ)の姉で、2002年には元世界ランク1位まで上りつめた実力者。キャリア通算46勝を誇り、今季は1月のASBクラシックでタイトルを獲得している。
また、対戦相手のビンチは今年の全米オープン準決勝で妹のセリーナを下した相手でもあり、ヴィーナスは今回の勝利でセリーナの雪辱を果たす形となった。
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