女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード)は26日、シングルス準決勝が行われ、昨年準優勝者で第1シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)が第8シードの
B・ベンチッチ(スイス)に2-6, 4-6のストレートで敗れ、2年連続の決勝進出を逃した。
>>東レPPO対戦表<<両者は今回が5度目の対戦で、ウォズニアキとベンチッチの対戦成績は1勝4敗となり、ウォズニアキはベンチッチに今季4連敗となった。
この試合、第1セットの序盤でブレークを許したウォズニアキは、ファーストサービスの調子が上がらずその後もブレークされてこのセットを落とす。
後がなくなったウォズニアキは、第2セットでもベンチッチに左右に揺さぶられて苦しい展開を強いられる。角度あるショットにも必死に食らいついたウォズニアキだが、最後はボレーがアウトして敗れた。
世界ランク6位のウォズニアキは今季、クアラルンプールでタイトルを獲得しているが、ウィンブルドン後は思い通りの成績を残せておらず、昨年決勝進出を果たした全米オープンでは2回戦で姿を消している。
過去同大会では2010年に優勝を飾っており、昨年は決勝で
A・イバノビッチ(セルビア)に敗れて準優勝だった。今回は初戦となった2回戦で予選勝者の
A・コニュー(クロアチア)、準々決勝では第5シードの
A・ケルバー(ドイツ)との2時間超えの接戦を制して4強入りを決めていた。
一方、勝利したベンチッチは、今年6月に念願のツアー初優勝を飾り、その後、8月のロジャーズ・カップ女子ではツアー2勝目をあげ、世界ランキングもトップ10入りに大きく近づいた。
今回は第1シードのウォズニアキを撃破し、大会初の決勝進出を決めた。
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