女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード)は24日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク80位の
奈良くるみ(日本)が同11位で第4シードの
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)に健闘するも2-6, 4-6のストレートで敗れてベスト8進出とはならなかった。
>>東レPPO対戦表<<この試合、第1セットの第1ゲームからプリスコバにブレークを許した奈良。持ち味である粘りのプレーで食らいつくも、身長186センチのプリスコバに高い打点から打ち込まれ、1度もブレーク出来ずにこのセットを落としてしまう。
第2セットでは、調子を掴み始めた奈良が第4ゲームでブレークに成功。続くサービスゲームをキープしてゲームカウント4-1とリードする。しかし、プリスコバのテンポの速いラリーや鋭いコースへの強打に圧倒され、その後5ゲーム連取を許して敗れることとなった。
現在23歳の奈良は、今大会1回戦でまさかの顔合わせとなった
土居美咲(日本)との日本人対決を制しての勝ち上がり。過去同大会の本戦に4度出場しているがいずれも初戦で敗れており、今回は大会初の2回戦進出だった。
また、ダブルスにも土居と主催者推薦枠で出場している奈良は、21日に行われた1回戦では第1シードの
R・コップス=ジョーンズ(アメリカ)/
A・スピアズ(アメリカ)組を撃破しベスト8進出を決めている。
先週まで有明で行われていたジャパン・ウィメンズ・オープンテニス2015でも土居とペアでダブルスに出場し、ツアー初の準優勝を飾った。
一方、勝利したプリスコバは準々決勝で第7シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)と
E・スイトリナ(ウクライナ)の勝者と対戦する。
■関連ニュース■
・東レ本戦 まさかの土居vs奈良・奈良 土居との日本勢対決制す・土居・奈良組 第1シード撃破