女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード)は22日、シングルス1回戦が行われ、
奈良くるみ(日本)が
土居美咲(日本)との日本勢対決を7-6 (7-1), 6-2のストレートで制し、大会初の2回戦進出を決めた。
両者は今回が4度目の対戦となり、奈良は土居との対戦成績を2勝2敗とした。
日本の2トップ対決となった注目の試合には大勢の観客が駆けつけた。
この試合、序盤は奈良が先にブレークしてリード。激しいラリー戦が繰り広げられるも、土居の角度あるショットに押されてブレークバックを許し追いつかれる。ここから両者譲らない展開でタイブレークとなり、奈良がタイブレークの7-1で先取する。
続く第2セット、奈良はゲームカウント0-2とリードされるも、土居を左右に揺さぶる展開でチャンスを作って主導権を握ると、ここから6ゲーム連取。最後は土居のリターンがネットにかかり、1時間40分で奈良が土居との日本勢対決を制した。
奈良と土居は、先週まで有明で行われていたジャパン・ウィメンズ・オープンテニス2015のダブルスにペアを組んで出場し、ツアー初の準優勝を飾っていた。
今大会のダブルスにも主催者推薦枠で出場しており、21日に行われた1回戦では第1シードの
R・コップス=ジョーンズ(アメリカ)/
A・スピアズ(アメリカ)組を破ってベスト8進出を決めている。
過去同大会で奈良は、本戦に4度出場しているがいずれも初戦で敗れており、今回は大会初の2回戦進出となった。
2回戦では第4シードの
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)と対戦する。
一方、敗れた土居は先週まで行われていたジャパン・ウィメンズ・オープンテニス2015のシングルス1回戦で
クルム伊達公子(日本)に敗れており、今回も奈良に敗れて2週連続で初戦敗退を喫した。
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