女子テニスツアーで有明にて開催されているジャパン・ウィメンズ・オープンテニス2015(日本/東京、ハード)は16日、シングルス2回戦が行われ、主催者推薦枠で世界ランク160位の
クルム伊達公子(日本)が第7シードの
A・トムヤノヴィッツ(クロアチア)に6-7 (5-7), 3-6のストレートで敗れてベスト8進出を逃した。
この試合、クルム伊達は第1セットの序盤でブレークに成功するも、トムヤノヴィッツにブレークバックを許してタイブレークに突入。カウント5-6の場面でクルム伊達がラリーからネットに走り込み勝負を仕掛けるも、ボールはネットに吸い込まれこのセットを落としてしまう。
続く第2セットでは、第2・第4ゲームでトムヤノヴィッツにブレークを許し4ゲーム連取されたクルム伊達は、苛立ちを抑えることが出来ずに声を張り上げる場面が見受けられた。
その後は調子を取り戻したクルム伊達であったが、序盤にゲームを落としたことが響き、最後はクルム伊達のストロークがラインを割り1時間43分で敗れた。
現在44歳のクルム伊達は、世界ランク4位が自己最高位の実力者で、キャリア通算8勝を誇る。
勝利したトムヤノヴィッツは、準々決勝で第3シードの
M・ブレングル(アメリカ)と対戦する。ブレングルは2回戦で
日比野菜緒(日本)を下しての勝ち上がり。
また、日本勢で2回戦に駒を進めていた日比野菜緒と
尾崎里紗(日本)も同日の2回戦でそれぞれ敗れた。
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