テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は12日、女子シングルス決勝が行われ、第26シードの
F・ペネッタ(イタリア)がノーシードの
R・ビンチ(イタリア)とのイタリア勢対決を7-6 (7-4), 6-2のストレートで制し、四大大会初優勝を飾った。イタリア人としては2010年の全仏オープンで優勝した
F・スキアボーネ(イタリア)以来5年ぶりのグランドスラム制覇となった。
>>全米オープン対戦表<<決勝戦、ビンチの安定感あるフォアハンドとバックハンドのスライスを多用する緩急をつけたテニスに苦戦するも、ペネッタは鋭く強烈なストロークを貫き、ビッグタイトルを手にした。
ペネッタは今回の優勝でキャリア通算11勝となった。これまでのグランドスラムでは2013年の全米オープン4強が最高成績だった。世界ランキングでは2009年の10位が自己最高位。昨年の全米オープンでは
M・ヒンギス(スイス)とのダブルスで準優勝を飾った。
また、決勝戦にはペネッタの恋人である男子テニス世界ランク32位の
F・フォニュイーニ(イタリア)が観戦していた。フォニュイーニは今大会3回戦でBIG4の
R・ナダル(スペイン)に2セットダウンからの大逆転勝利をおさめてベスト16へ進出した。
一方、準優勝のビンチは、準決勝で年間グランドスラム達成を狙っていた第1シードの女王
S・ウィリアムズ(アメリカ)を逆転で破る番狂わせを演じ、四大大会初の決勝進出を果たしていた。また、ダブルスではグランドスラム4大会で優勝している。
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