テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は11日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が第9シードで昨年の全米王者である
M・チリッチ(クロアチア)に6-0, 6-1, 6-2の完勝で連覇を阻止し、大会6度目の決勝進出を果たした。
>>全米オープン対戦表<<この試合、ジョコビッチは試合の主導権を完全に握り、過去13連勝と相性が良いチリッチを圧倒。自身のサービスゲームでは1ブレークを許すも、それを大きく上回る8度のブレークに成功したジョコビッチが決勝へ駒を進めた。
決勝では第2シードの
R・フェデラー(スイス)と第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)の勝者と対戦する。
28歳のジョコビッチは全米オープンで2011年に初優勝を飾っており、今回は4年ぶり2度目のタイトル獲得を狙う。昨年は準決勝で
錦織圭(日本)に敗れベスト4に終わった。
今季はグランドスラム3大会で決勝に進出し、全豪オープンとウィンブルドンで優勝。全仏オープンは決勝でワウリンカに逆転で敗れ、生涯グランドスラム達成を逃した。
一方、敗れたチリッチはジョコビッチに大会連覇を阻止されてしまった。昨年は準決勝でフェデラー、決勝で錦織をストレートで破り、グランドスラム初優勝を飾った。
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