テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は5日、女子シングルス3回戦が行われ、第20シードの
V・アザレンカ(ベラルーシ)が第11シードの
A・ケルバー(ドイツ)を7-5, 2-6, 6-4と2時間51分のフルセットの末に下し、4回戦進出を果たした。
>>全米オープン対戦表<<この試合、第1セットの第11ゲームで大きなブレークに成功したアザレンカがこのセットを先取。しかし、第2セットではケルバーに2度のブレークを許し、勝敗はファイナルセットへと持ち込まれた。
第3セット、第1ゲームで早くもブレークに成功したアザレンカ。第9ゲームではマッチポイントが訪れていたが、これをケルバーにしのがれる。しかし、このセットだけで25本のウィナーを決めたアザレンカが2時間51分のフルセット戦を制した。
ケルバーのストロークがアウトし勝利が決まった瞬間、アザレンカはラケットを手から離し、大きくガッツポーズして吠えた。両者は試合後、抱き合いお互いを称えあった。
4回戦では
V・レプシェンコ(アメリカ)と対戦する。
元世界ランク1位のアザレンカは、以前から左足を負傷しており、昨年の全仏オープンは欠場。その後3カ月以上ツアーから離れ、治療とリハビリに専念していた。そのため、昨シーズンは思い通りの成績が残せておらず、2月には世界ランクを48位にまで落としていたが、現在は20位に上げてきている。
過去同大会では2012・2013年に準優勝を飾っており、昨年はベスト8に終わっている。
また、同日行われたシングルス3回戦では、第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)、第5シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)、第22シードの
S・ストーサー(オーストラリア)、第24シードの
S・リシキ(ドイツ)、第26シードの
F・ペネッタ(イタリア)らが勝ち上がっている。
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