31日から開幕するテニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)の対戦表が27日に発表され、第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
A・マレー(英国)、第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)、第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)らシード勢がボトムハーフ(対戦表の下半分)となった。
>>全米オープン対戦表<<同大会5度の優勝を誇る第2シードのフェデラーは、1回戦で世界ランク33位の
L・マイェール(アルゼンチン)と対戦する。
フェデラーとマイェールは、昨年の上海マスターズ2回戦で対戦しており、その時は5度のマッチポイントをしのいだフェデラーが、ピンチを切り抜け大勝利をおさめていた。
上位シード勢が勝ち進んだ場合、3回戦で第29シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)、4回戦で第13シードの
J・イズナー(アメリカ)か第21シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)、準々決勝で第6シードのベルディヒか第12シードの
R・ガスケ(フランス)、そして準決勝で第3シードのマレーか第5シードのワウリンカと対戦する可能性の組合せ。
一方、2012年の全米チャンピオンで第3シードのマレーは初戦で、テニス界を騒がせている20歳の
N・キリオス(オーストラリア)と対戦する。
マレーと対戦するキリオスは、昨年のウィンブルドンでナダルを破る金星をあげ、今年のマドリッド・マスターズではフェデラーに勝利する活躍を見せた。しかし、今大会前哨戦のモントリオール・マスターズではワウリンカと対戦した際に侮辱する発言などで、ATP大会への出場禁止と罰金の処分が下されている。
マレーは上位シードが順当に勝ち進むと、3回戦で第30シードの
T・ベルッチ(ブラジル)、4回戦で第15シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)か第20シードの
D・ティエム(オーストリア)、準々決勝では第5シードのワウリンカと対戦する可能性の組合せとなっている。
ワウリンカは1回戦で
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)と対戦し、順当に勝ち上がった場合は3回戦で第22シードの
J・ソック(アメリカ)、4回戦で第11シードの
G・シモン(フランス)と対戦する可能性がある。
また、フェデラー、マレーらと反対のトップハーフ(対戦表の上半分)には、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第4シードの
錦織圭(日本)、第7シードの
D・フェレール(スペイン)、第8シードの
R・ナダル(スペイン)、第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)らが位置している。
昨年全米オープンで日本人初となるグランドスラム準優勝の快挙を成し遂げた錦織は、1回戦で世界ランク41位の
B・ペール(フランス)と対戦する。
上位シード勢が勝ち進んだ場合、3回戦で第26シードの
T・ロブレド(スペイン)、4回戦で第16シードの
G・モンフィス(フランス)か第19シードの
JW・ツォンガ(フランス)、準々決勝で第7シードのフェレールか第9シードで昨年覇者のチリッチ、準決勝ではジョコビッチと対戦する可能性の組合せとなった。
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