31日から開幕するテニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)の対戦表が27日に発表され、四大大会初優勝を狙う第4シードの
錦織圭(日本)は初戦で世界ランク41位の
B・ペール(フランス)と対戦することが決まった。両者は今回が通算3度目の対戦で、錦織は過去ペールに2連勝している。
>>全米オープン対戦表<<元世界ランク24位のペールは一時100位台にまで落とすも、今年7月のスウェーデン大会でツアー初優勝を飾り復調の兆しを見せている。バックハンドの強打が特徴で、身長196センチから放つサービスは強烈。また、ドロップショットも得意としている。
錦織は2012年のパリ・マスターズと2013年の全仏オープンで対戦しており、全仏オープンではペールの強打に苦しむもセットカウント3-1で勝利した。
今大会でトップハーフ(対戦表の上半分)に位置する錦織は上位シード勢が勝ち進んだ場合、3回戦で第26シードの
T・ロブレド(スペイン)、4回戦で第16シードの
G・モンフィス(フランス)か第19シードの
JW・ツォンガ(フランス)、準々決勝で第7シードの
D・フェレール(スペイン)か第9シードで昨年覇者の
M・チリッチ(クロアチア)、準決勝では第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する可能性の組合せとなっている。
日本人男女を通じて初となる四大大会最高の第4シードで出場する錦織は、昨年の全米オープン準決勝でジョコビッチを破り、四大大会初の決勝進出。決勝ではチリッチに敗れたが、日本人初となるグランドスラム準優勝の快挙を成し遂げた。
今年のグランドスラムは全豪オープンで3年ぶりのベスト8、全仏オープンでは日本男子で82年ぶりとなる8強入りを果たした。ウィンブルドンでは左ふくらはぎの負傷により2回戦を棄権。
怪我から復帰後はシティ・オープンで今季3度目のツアー優勝、キャリア通算10勝目を飾った。さらに大会後の世界ランキングで自己最高タイの4位へ返り咲き。モントリオール・マスターズでは過去7連敗してた
R・ナダル(スペイン)から初白星をあげた。その後のシンシナティ・マスターズは連戦の疲労などにより欠場し、今大会へ臨んでいる。
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