男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は22日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が第3シードの
A・マレー(英国)に6-4, 7-6 (8-6)のストレートで勝利し、大会7度目の優勝と2連覇に王手をかけた。この試合、第2セットの第10ゲームでフェデラーが放ったショットがATP男子ツアー公式サイトの「Hot Shot」として動画がアップされた。
強打でマレーをベースライン後方へ下げたフェデラーは、ドロップショットのようなスライスのようなショットをサービスライン付近へ放つ。これに対し、フットワークに定評のあるマレーもボールに触ることすら出来ず脱帽した様子だった。
その他にも、この試合ではリターンでのドロップショットや鮮やかなネットプレーでマレーを翻弄。また、試合を通してリターン巧者のマレーに1度もブレークチャンスを与えない完璧なサービスゲームを展開していた。
今回の対戦でフェデラーは対マレー戦を14勝11敗とした。
決勝では第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは今大会で優勝するとマスターズ9大会制覇の「キャリア・ゴールデンマスターズ」という偉業達成となる。
今大会では大会7度目の優勝と2連覇に加え、今季5勝目とキャリア通算87度目のタイトル獲得を狙う。
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