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ジョコ逆転、偉業達成に王手

男子テニスツアーのW&Sオープン男子（アメリカ/シンシナティ、ハード）は２２日、シングルス準決勝が行われ、第１シードで世界ランク１位のＮ・ジョコビッチ（セルビア）が予選勝者のＡ・ドルゴポロフ（ウクライナ）を4-6, 7-6 (7-5), 6-2の逆転で下し、大会初優勝に王手をかけると同時に、「キャリア・ゴールデンマスターズ」の偉業達成まであと１勝と迫った。

両者は今回が通算５度目の対戦で、ジョコビッチはドルゴポロフに５連勝とした。今回の試合時間は２時間２０分だった。

マスターズ９大会のうち今大会以外で優勝を飾っているジョコビッチ。今大会で初優勝を飾るとマスターズ９大会制覇の「キャリア・ゴールデンマスターズ」という偉業達成となる。２００８・２００９・２０１１・２０１２年に決勝へ進出しているが、いずれも準優勝に甘んじている。

決勝では第２シードで大会２連覇を狙うＲ・フェデラー（スイス）と対戦する。フェデラーは準決勝で第３シードのＡ・マレー（英国）をストレートで下しての勝ち上がり。

ジョコビッチとフェデラーは今回が通算４１度の対戦。直近では７月のウィンブルドン決勝で、その時はジョコビッチがセットカウント３－１で勝利して優勝を飾っている。

ジョコビッチは今季のマスターズ４大会で優勝していたが、前週のロジャーズカップ決勝ではマレーに敗れ、今年初となるマスターズ大会での黒星を喫した。今年はインディアンウェルズ、マイアミ、モンテカルロ、イタリアでタイトルを獲得している。

一方、快進撃を続けていた世界ランク６６位のドルゴポロフは、今大会で予選を勝ち抜き本戦入り。第４シードで出場予定だった錦織圭（日本）が欠場により、その欠場枠にはドルゴポロフが入ったため、本戦では２回戦からの登場だった。