男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は21日、シングルス準々決勝が行われ、予選勝者の
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)が第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-4, 6-2のストレートで下し、ベスト4進出を果たした。
この試合、ドルゴポロフはファーストサービスが入った時に91パーセントの高い確率でポイントを獲得し、トップ10プレーヤーのベルディヒに1度もブレークチャンスを与えなかった。さらに3度のブレークに成功し、1時間15分で勝利した。
準決勝では第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは今大会以外のマスターズ大会で優勝を飾っており、今回初優勝を飾るとマスターズ9大会制覇の「キャリア・ゴールデンマスターズ」という偉業達成となる。
第4シードで出場予定だった
錦織圭(日本)が欠場を表明したため、錦織の欠場枠には予選勝者のドルゴポロフが入った。そのためドルゴポロフは1回戦を戦わず、本戦では2回戦からの登場。
1回戦免除という幸運を活かして2回戦で
B・トミック(オーストラリア)、3回戦で
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)、そして準々決勝ではベルディヒを破り4強入りしている。
26歳のドルゴポロフは世界ランキングで2012年に13位までのぼりつめており、これまでツアー2大会で優勝している。
>>W&Sオープン男子 対戦表<<
■関連ニュース■
・錦織 欠場「ごめんなさい」・フェデラー完勝 マレー戦へ・ジョコ スタンに全仏リベンジ