男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は20日、シングルス3回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
A・マレー(英国)がベスト8進出を決めるも、第8シードの
R・ナダル(スペイン)は同胞の
F・ロペス(スペイン)に逆転を許して8強を前に姿を消し、BIG4で明暗が分かれる結果となった。
ジョコビッチは第13シードの
D・ゴファン(ベルギー)と対戦し、6-4, 2-6, 6-3のフルセットで下しての8強入り。
マスターズ9大会のうち今大会以外のマスターズで優勝を飾っているジョコビッチは、今回初優勝を飾るとマスターズ9大会制覇の「キャリア・ゴールデンマスターズ」という偉業達成となる。
ジョコビッチは準々決勝で、第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)と激突する。両者は今回が通算22度目の対戦。今年の全仏オープン決勝でジョコビッチはワウリンカに逆転負けを喫し、大会初優勝と生涯グランドスラム達成を逃している。
大会7度目の優勝と2連覇を狙うフェデラーは、第15シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。6-1, 6-1のストレートで完勝し、わずか55分でベスト8進出を決めた。
マレーは第16シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦し、第1セットを落として第2セットのゲームカウント1-4と追い込まれるも、ここから挽回して第2セットを奪い返す。
勝敗のかかる第3セット、連戦の疲れが見えたマレーはゲームカウント2-5と、ディミトロフに再び引き離されてしまうが、マッチポイントをしのいで苦しみながらも2時間58分の大接戦を制して大逆転勝利をおさめた。
しかし、ナダルは同胞のロペスと対戦し、第1セットを先取するも、第2・3セットを落として2時間24分で逆転負け喫した。
ナダルが今回勝利して8強入りを決めていた場合、ナダルとフェデラーは準々決勝で対戦する可能性があったが、両者のBIG4対決は実現とはならなかった。
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