男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は20日、シングルス3回戦が行われ、第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)がビッグサーバーの
I・カルロビッチ(クロアチア)と対戦し、6-7 (2-7), 7-6 (7-5), 7-6 (7-5)と3度のタイブレークにもつれる大接戦の末に勝利し、ベスト8進出を決めた。準々決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と激突する。
ワウリンカとカルロビッチは今回が6度目の対戦となり、対戦成績は5勝1敗とワウリンカがリードを広げた。
この試合、両者サービスキープで試合が進んだ。試合を通してカルロビッチに35本ものサービスエースを決められたワウリンカは第1セットを落とすも、第2・3セットのタイブレークを共に制し、2時間37分の大接戦の末に勝利をおさめた。
過去同大会でワウリンカは、2012年に
錦織圭(日本)、
D・フェレール(スペイン)、
M・ラオニチ(カナダ)らを下してベスト4進出を果たしており、昨年は準々決勝で
J・ベネトー(フランス)に敗れている。
準々決勝で対戦するジョコビッチはこの日、第13シードの
D・ゴファン(ベルギー)を6-4, 2-6, 6-3のフルセットで下して8強入りを決めている。
ワウリンカとジョコビッチは、今回が通算22度目の対戦となる。最後に対戦したのは今年の全仏オープン決勝で、その時はワウリンカが勝利してグランドスラム2度目の優勝を飾った。
両者の試合はセンターコートの第1試合に組まれている。
>>W&Sオープン男子 対戦表<<
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