女子テニスツアーのロジャーズ・カップ女子(カナダ/トロント、ハード)は16日、シングルス決勝が行われ、18歳の
B・ベンチッチ(スイス)が第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)と対戦し、7-6 (7-5), 6-7 (4-7), 3-0としたところでハレプが途中棄権を申し入れ、ベンチッチがツアー2勝目を飾った。
両者は今回が2度目の対戦となり、ベンチッチはハレプとの対戦成績を1勝1敗とした。
この試合、8度のダブルフォルトを犯したベンチッチは、第1セットをタイブレークの末に先取するが、第2セットのタイブレークをハレプに奪い返される。
第3セットでは、ゲームカウント3-0とベンチッチがリードしたところで、ハレプが途中棄権を申し入れ、ベンチッチが大会初でツアー2度目の優勝を手にした。
今大会でベンチッチは、
E・ブシャール(カナダ)、第5シードの
A・イバノビッチ(セルビア)、第1シードで女王
S・ウィリアムズ(アメリカ)と、シード勢を破る快進撃で決勝まで勝ち上がった。
今季はAEGON国際女子でツアー初のタイトルを獲得し、ウィンブルドンでは元女王
V・アザレンカ(ベラルーシ)に敗れるも4回戦進出を果たしている。
今回優勝したことにより、ベンチッチは17日付発表の世界ランキングで8つ上げ、自己最高位となる12位に浮上。トップ10入りに大きく近づいた。
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