男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード)は13日、シングルス3回戦が行われ、第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は同35位の
J・ソック(アメリカ)に6-2, 6-1のストレートで完勝。試合時間わずか54分で難なくベスト8進出を決めた。
両者は今回が初の対戦となった。
ジョコビッチは第1セットからソックを圧倒した。ファーストサービスを83パーセントの確率で入れてソックにブレークを許さずにこのセットを先取。
その後も王者の差を見せつけたジョコビッチは、鋭い角度のラリー戦を制した際ソックもジョコビッチの強さを認め、そのプレーを称える場面も見られた。第2セットを6-1でとったジョコビッチが勝利し、準々決勝へ進出となった。
4強入りをかけて、予選勝ち上がりの
E・ガルビス(ラトビア)と対戦する。
ジョコビッチは、今大会の2007・2011・2012年に優勝を果たしており、今回は大会4度目のタイトル獲得を狙う。昨年は3回戦で
JW・ツォンガ(フランス)に敗れた。
また、今回はダブルスに
J・ティプサレビッチ(セルビア)とペアで出場しており、準々決勝では
A・マレー(英国)/
L・パエス(インド)組と第7シードの
J・マレー(英国)/
J・ピアース(オーストラリア)組の勝者と対戦する。
一方、敗れたソックは現在22歳で豪快なフォアハンドが特徴的。今年の米男子クレーコート選手権でツアー大会初のタイトルを獲得。全仏オープンでは、1回戦で
G・ディミトロフ(ブルガリア)をストレートで撃破し、グランドスラム初の4回戦進出の快進撃を見せた。
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