女子テニスツアーのシティ・オープン女子(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は9日、 シングルス決勝が行われ、22歳の
S・スティーブンス(アメリカ)が
A・パブリュチェンコワ(ロシア)を6-1, 6-2のストレートで完勝し、WTAツアー初のタイトル獲得を果たした。
この試合、スティーブンスは第1セットでパブリュチェンコワに4度のブレークチャンスを与えるもすべてしのぎ、自身は2度のブレークに成功してこのセットを先取する。
続く第2セットでも、集中力を切らさなかったスティーブンスが3度ブレークし、1時間3分でツアー初優勝を手にした。
今大会でスティーブンスは、1回戦で
M・リネッタ(ポーランド)を下すと、2回戦では昨年覇者で第4シードの
S・クズネツォワ(ロシア)が試合前に棄権してベスト8。準々決勝で同胞のL・チリコ(アメリカ)、準決勝では第2シードの
S・ストーサー(オーストラリア)を撃破しての決勝だった。
22歳のスティーブンスは、2013年の全豪オープン準々決勝で
S・ウィリアムズ(アメリカ)を破ってグランドスラム初の4強入りを果たしており、その年の10月には自己最高位となる11位を記録。
しかし、その後は思うような結果を残せず、グランドスラムでもここ2年は4回戦進出が最高成績となっていた。
今大会は1セットも落とさず、全試合(2回戦の棄権は含まない)ストレートで勝利して念願のツアー優勝を飾った。
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