男子テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は7日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードで世界ランク5位の
錦織圭(日本)が同62位の
S・グロス(オーストラリア)を6-4, 6-4のストレートで下し、大会初のベスト4進出を決めた。この試合で、錦織が打ったサービスのボールがグロスにあたりそうになった様子をATP男子ツアー公式サイトがアップした。
ハプニングが起きたのは第2セットの第4ゲーム。錦織が打ったサービスは白帯にあたった。そして、そのボールはグロスが立っていたベースライン付近まで飛び、危くグロスにあたりそうになった。
もしグロスがボールに触れてしまった場合は、ルール上、錦織のポイントとなるが、グロスは上手く避けて錦織のフォルトとなった。
身長193センチのグロスは、2012年の下部大会である韓国チャレンジャーで時速263キロのサービスを叩き出した世界最速記録保持者。しかし、この日は錦織に2度のブレークを許してしまい、1時間26分で敗れた。
勝利した錦織は、準決勝で第3シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。両者の対戦は、昨年の全米オープン決勝以来。錦織はチリッチに5勝3敗と勝ち越しているが、昨年の全米オープン決勝ではストレートで敗れグランドスラム初優勝を逃している。
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