男子テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は4日、シングルス2回戦が行われ、第2シードで世界ランク5位の
錦織圭(日本)が同95位の
J・ダックワース(オーストラリア)を6-7 (8-10), 6-1, 6-4の逆転で下し、3年連続の3回戦進出を決めると同時に、復帰初戦を白星で飾った。
錦織にとって今大会は、左足の負傷で棄権したウィンブルドン以来 約1カ月ぶりの公式戦。
今回の試合は雨により開始が遅れていたため試合途中では現地0時を回っていた。
復帰初戦、錦織はダックワースの強烈なサービスとフォアハンドにおされた。第1セットではサービング・フォー・ザ・セットを迎えるも、土壇場でブレークバックを許してしまう。さらにタイブレークを接戦の末に落としてしまい、ダックワースにリードされる苦しい状況に。
しかし、乱れなかった錦織は第2セットから得意のラリー戦で主導権を取り戻し、2時間19分で逆転勝利をおさめた。この試合では10本のサービスエースと33本のウィナー、凡ミスの数は21本だった。
ダックワースには16本のサービスエースと36本ものウィナーを決められたが、19度のブレークチャンスから5度のブレークに成功した。
3回戦では第16シードの
L・マイェール(アルゼンチン)と
B・ロラ(スロベニア)の勝者と対戦する。
シード勢が順当に勝ち上がった場合、準々決勝で第7シードの
F・ロペス(スペイン)と第9シードの
V・トロイキ(セルビア)のどちらかと対戦する組合せ。また、準決勝では昨年の全米オープン決勝でも対戦した第3シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する可能性がある。
2013年のシティ・オープンは3回戦で
M・バグダティス(キプロス)、昨年は準々決勝で
R・ガスケ(フランス)に敗れた。
>>シティ・オープン対戦表<<
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