男子テニスのスイス・オープン・グシュタード(スイス/グシュタード、クレー)は31日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
D・ティエム(オーストリア)が第7シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)に6-4, 3-6, 6-2のフルセットで勝利して2大会連続ベスト4進出を果たし、2大会連続優勝まであと2勝とした。
この試合の第1セット、ティエムはファーストサービスが入った21本中16本をポイントに繋げて1度のブレークに成功してこのセットを先取する。しかし、続く第2セットから調子を上げてきたカレノ=ブスタに攻め込まれて1セットオールとなる。
勝敗を分ける第3セットでは、息を吹き返したティエムがカレノ=ブスタに1度もブレークチャンスを与えない試合を展開。自身は2度のブレークに成功して1時間34分で勝利した。
準決勝では、第2シードの
F・ロペス(スペイン)と対戦する。ロペスは同日の準々決勝で第8シードの
S・ヒラルド(コロンビア)を下しての勝ち上がり。
現在21歳のティエムは、今年5月のニース・オープン決勝で
L・マイェール(アルゼンチン)に6-7 (8-10), 7-5, 7-6 (7-2)の大接戦の末に勝利し、ツアー初の優勝を果たした。
そして、先日のクロアチア・オープンでは、決勝で
J・ソウサ(ポルトガル)をストレートで下しオーストリア人として1995年以来20年ぶりのタイトルを獲得、キャリア通算2勝目を飾った。
大会後の世界ランキングでは自己最高位となる24位に浮上、また来週のジェネラーリ・オープンでは第1シードとして出場と、今勢いのある若手選手の1人。
また、今大会で4強入りを果たしたのは、ティエムの他に第1シードの
D・ゴファン(ベルギー)、第2シードのロペス、第5シードの
T・ベルッチ(ブラジル)となっている。
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