男子テニスツアーのクラロ・オープン・コロンビア(コロンビア/ボゴタ、ハード)は25日、男子シングルス準決勝が行われ、先日騒動を起こした第2シードの
B・トミック(オーストラリア)が今季限りで引退を表明している
M・ベレー(ドイツ)を6-4, 6-7 (4-7), 7-6 (7-3)の接戦の末に下し、大会2連覇に王手をかけた。
両者は今回が2度目の対戦となり、トミックはベレーとの対戦成績を2勝0敗とした。
この試合、トミックはベレーに17本のサービスエースを決められるも、23本のサービスエースを決めた。
第1セットを1ブレークに成功して先取したトミックは、第2セットで2度のブレークチャンスを与えてしのぐも、タイブレークの末に落としてセット1-1と追いつかれる。
勝敗がかかる第3セットでは、両者1度ずつブレークに成功。第2セットに続き、2度目のタイブレークとなり、トミックがタイブレークの7-3で制して2時間18分で勝利を手にした。
決勝でトミックは、第3シードの
A・マンナリノ(フランス)と対戦する。
世界ランク29位のトミックは、先日アメリカ・フロリダ州マイアミビーチのホテルで騒音被害を起こしたため警察に逮捕された。原因は部屋で大音量の音楽をかけ、警察からの強制退去を拒否したためだった。
騒動後、初の試合となった今大会では、昨年覇者の意地を見せつけて連覇まであと1勝に迫った。
一方、トミックに接戦の末に敗れた35歳のベレーは、今季限りで引退を表明している。今年1月に行われたカタール・エクソンモービル・オープンでは、
R・ナダル(スペイン)を逆転の末に下す金星をあげていた。
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