テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は4日、車いすテニスの女子シングルス準決勝が行われ、昨年覇者で第1シードの
上地結衣(日本)が昨年準優勝のA・ファン=クート(オランダ)に4-6, 6-4, 6-7 (4-7)のフルセットの末に敗れ、2年連続優勝を果たすことは出来なかった。
この試合、上地結衣は第1セットを落として流れを掴めずにいたが、第2セットではファーストサービスを26本中19本入れて自身のペースをつくり、このセットを奪い返してファン=クートに並んだ。
しかし、第3セットではファーストサービスを80パーセントと高い確率で入れるもポイントに繋げることが出来ず、タイブレークに持ち込むも最後はファン=クートに攻められ、準決勝で姿を消すこととなった。
両者は昨年の全仏オープン決勝で対戦しており、その時は上地結衣がストレートで勝利して大会初優勝を飾っていた。今回2連覇を狙っていた上地結衣だったが、ファン=クートにリベンジを許し、果たすことは出来なかった。
また、上地結衣は昨年と同じくJ・ホワイリー(イギリス)と第1シードとしてダブルスに出場しており、昨年は優勝を果たしている。
シングルスでは2連覇を逃すも、今度はダブルスでの2連覇を狙う。
一方、勝利したファン=クートは決勝で第2シードのJ・グリフィオン(オランダ)と対戦する。
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