テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は1日、女子シングルス4回戦が行われ、昨年覇者で第2シードの
M・シャラポワ(ロシア)が第13シードの
L・サファロバ(チェコ共和国)に6-7 (3-7), 4-6のストレートで敗れ、ベスト8を前に姿を消し、大会2連覇とはならなかった。
シャラポワとサファロバの4回戦は、前日31日の雨が影響し、この日に順延となっていた。
両者は今回が6度目の対戦となり、シャラポワとサファロバの対戦成績は4勝2敗となった。
この試合、シャラポワはセット間で鼻をかむなど体調不良が見受けられ、第1セットは先にブレークされる。しかし、サファロバの角度あるショットを懸命に拾う粘りを見せ、ブレークバックに成功してタイブレークへ。サファロバの勢いを止めることが出来なかったシャラポワが第1セットを落とす。
後がなくなかったシャラポワは、第2セットの序盤でブレークを許してゲームカウント0-3とリードされたが、ここから3ゲーム奪い返してゲームカウント3-3に戻す。しかし、第10ゲームでダブルフォルトと痛恨のミスを犯し、ピンチを迎えるもしのぐ。しかし、最後はサファロバにウィナーを決められて敗れた。
2012・2014年の全仏オープンで優勝しているシャラポワは、大会3度目の優勝と2連覇を狙っていたが、今大会に入ってから風邪を引いており、厳しいコンディションの中での戦いを強いられていた。
1回戦で
K・カネピ(エストニア)に勝利した後、体調不良によりオンコート・インタビューを断ったことでシャラポワは観客からブーイングを浴びてしまった。
さらに3回戦では、本調子ではない中で第26シードの
S・ストーサー(オーストラリア)勝利したことにより、今までにない特別な感情になり感極まって涙ぐむ姿も見られた。
今回はその体調不良の中でもサファロバに健闘するも、大会2連覇を阻まれる結果となった。
一方、勝利したサファロバは、1回戦で
A・パブリュチェンコワ(ロシア)、2回戦で
奈良くるみ(日本)、3回戦で第20シードの
S・リシキ(ドイツ)といずもストレートで下し、シャラポワとの4回戦に駒を進めていた。
準々決勝でサファロバは、第21シードの
G・ムグルサ(スペイン)と第28シードの
F・ペネッタ(イタリア)の勝者と対戦する。
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