テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は29日、センターコートのフィリップ・シャトリエで昨年覇者で第2シードの
M・シャラポワ(ロシア)が試合後に涙ぐんだ。この日、女子シングルス3回戦で第26シードの
S・ストーサー(オーストラリア)に6-3, 6-4のストレートで勝利した直後のことだった。
今大会に入ってから風邪を引いるシャラポワは、本調子ではない中でストーサーに勝利したことにより、今までにない特別な感情になり、感極まった。
1回戦で
K・カネピ(エストニア)に勝利したシャラポワ。その時も体調が悪く、オンコート・インタビューを断ったことで会場からブーイングを浴びていた。
この日は6本のダブルフォルトを犯すも、34本もの凡ミスを犯すストーサーの隙をつき、8度のブレークチャンスから4度のブレークに成功して、4回戦進出を決めた。
4回戦でシャラポワは、第13シードの
L・サファロバ(チェコ共和国)と対戦する。
2012・2014年の全仏オープンで優勝しているシャラポワは、今年3度目の全仏制覇を狙う。
一方、敗れたストーサーは2010年の全仏オープンで準優勝を飾っている。また、翌年2011年の全米オープンではグランドスラム初のタイトルを獲得している。
>>全仏オープン女子ドロー表<<
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