テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク21位で第20シードの
R・ガスケ(フランス)が予選勝ち上がりのG・ジゴウノン(ベルギー)を6-3, 6-4, 6-0のストレートで下し、順当に2回戦進出を決めた。
この試合、第1セットでガスケはファーストサービスの調子が上がらず、ジゴウノンに2度のブレークチャンスを許すも、それを上回る3度のブレークに成功し、このセットをガスケが先取する。
第2セットでは、第1セットで約50パーセントしか入らなかったファーストサービスを69パーセントと調子を上げ、セカンドサービスが入った時には88パーセントと高い確率でポイントを獲得。ジゴウノンに1度もブレークチャンスを与えず、自身は1ブレークに成功して第2セットも連取。
第3セットは、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率が90パーセントと、確実にサービスの調子を上げたガスケが、リターンゲームでも攻め、ジゴウノンに1ゲームも与えずにこのセットをわずか23分で取り、ストレートで勝利をおさめた。
試合を通してガスケに7度のブレークチャンスが来ていたが、そのチャンスを逃さずすべて活かして勝利に繋げた。
2回戦でガスケは、
C・ベルロク(アルゼンチン)と対戦する。
今大会の上位陣が順当に勝ち上がった場合、ガスケは3回戦で第15シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する可能性があり、アンダーソンを下すと第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)との対戦も予測される。
過去同大会でガスケは、2011・2012・2013年の4回戦進出が最高成績となっており、昨年は3回戦で
F・ベルダスコ(スペイン)に敗れて姿を消していた。
今季は南フランス・オープン、エストリル・オープン男子で2勝をあげているが、ムチュア・マドリッド・オープン男子は2回戦で
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、BNLイタリア国際男子は2回戦で
D・フェレール(スペイン)と、いずれもトップ10選手に敗れて早期敗退を喫している。
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