男子テニスツアーのニース・コート・ダジュール・オープン(フランス/ニース、クレー、賞金総額494,310ユーロ、優勝賞金80,000ユーロ)は22日、シングルス準決勝が行われ、ノーシードの21歳
D・ティエム(オーストリア)がビッグサーバーで第2シードの
J・イズナー(アメリカ)を7-6 (7-5), 6-3のストレートで撃破し、ATPツアー初のタイトル獲得に王手をかけた。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、第1セットは両者ファーストサービスが入った時に80パーセントを超える確率でポイントを獲得し、1ブレークずつからタイブレークへ。タイブレークの7-5の末にティエムが先取する。
続く第2セットでは、イズナーのセカンドサービスが入った時のポイント獲得率が14パーセントと低く、その隙をついたティエムが1度ブレークに成功し、自身はイズナーに1度もブレークチャンスを与えないサービスゲームを展開して1時間26分で勝利をものにした。
決勝でティエムは、第4シードの
L・マイェール(アルゼンチン)と対戦する。
21歳のティエムは、今大会の1回戦で
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)、2回戦では第6シードの
N・キリオス(オーストラリア)と対戦するも、ティエムが第1セット4-3とリードしているとこでキリオスが途中棄権を申し入れたことにより8強入りを決めた。
準々決勝では、昨年覇者で第3シードの
E・ガルビス(ラトビア)、そして今回第2シードのイズナーと、シード勢を撃破して決勝まで駒を進めた。
昨年の同大会で優勝したガルビスは、その後全仏オープンで自身初となるグランドスラム4強入りを果たしており、ティエムも今大会でツアー初優勝を飾って24日から行われる全仏オープンに自信をつけて臨みたいところ。
また、同日行われた準決勝では、18歳の
B・コリッチ(クロアチア)が第4シードのマイェールに4-6, 3-6のストレートで敗れ、ツアー初の決勝進出とはならなかった。
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