男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー、賞金総額3,830,295ユーロ/優勝賞金628,100ユーロ)は12日、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が
N・アルマグロ(スペイン)を6-1, 6-7 (5-7), 6-3のフルセットの末に下し、大会2連覇に向け前進した。
両者は今回が4度目の対戦となり、ジョコビッチはアルマグロとの対戦成績を4勝0敗とした。
この試合、第1セットでジョコビッチはアルマグロに1度もブレークチャンスを与えない安定したサービスゲームを展開し、アルマグロのサービスゲームを2度のブレークに成功して第1セットを先取。
続く第2セットでは、両者サービスキープのままタイブレークとなり、タイブレークではアルマグロがジョコビッチの逆をつくショットを決めてポイントを離し、アルマグロが第2セットを奪い返す。
ファイナルセットでは、ジョコビッチが第8ゲームで大きなブレークに成功し、最後はアルマグロのバックハンドがアウトし、ジョコビッチが2時間1分のフルセットの末に勝利をおさめた。
3回戦でジョコビッチは、第14シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)と予選勝ち上がりの
T・ベルッチ(ブラジル)の勝者と対戦する。
過去同大会でジョコビッチは、2008・2011・2014年と3度優勝を飾っており、昨年は
R・ナダル(スペイン)を下しての優勝となった。
《ジョコビッチ 優勝を祖国へ》また、今季ジョコビッチは全豪オープンで優勝を飾ると、その後BNPパリバ・オープン男子、マイアミ・オープン男子、モンテカルロ・ロレックス・マスターズとマスターズで3大会連続優勝を果たしている。
しかし、先週行われたムチュア・マドリッド・オープン男子は、今大会とクレーシーズンを締めくくる全仏オープンに向けて、身体を休めるため欠場となっていた。
今年の全仏オープンで念願の生涯グランドスラム達成(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)を狙うジョコビッチは、今大会で2連覇を達成して全仏オープン優勝へ向け一気に勢いをつけたい。
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