男子テニスツアーのATPワールド・ツアー500大会であるバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー、賞金総額2,265,235ユーロ/優勝賞金457,550ユーロ)は25日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク66位の
P・アンドゥハル(スペイン)が世界ランク8位で第3シードの
D・フェレール(スペイン)に7-6 (8-6),6-3のストレートで勝利し決勝進出を決め、26日に行われる決勝で第1シードの
錦織圭(日本)と対戦することとなった。
この試合第1セット、アンドゥハルは第2ゲームでブレークを許し3ゲーム連取されるも第7ゲームでブレークバックに成功する。終盤第11ゲームでブレークに成功するが、直後の第12ゲームで再びブレークを許しタイブレークに突入する。
タイブレークはフェレールのプレーに押され、カウント2-6まで追い込まれたが、そこから強気なネットプレーを見せ、4ポイント連取してデュースに持ち込み、タイブレーク8-6で第1セットを先取する。
第2セット、フェレールは前のセットを引きずりミスを連発。また、アンドゥハルはネットプレーを決め、第2ゲームでブレークに成功する。その後は両者サービスキープをし、最後はアンドゥハルのローボレーをフェレールが取ることが出来ず、地元スペイン対決は1時間45分でアンドゥハルが勝利した。
両者は4度目の対戦となり、今回の結果で対戦成績を1勝3敗とし、アンドゥハルはフェレールに初勝利となった。
アンドゥハルは第1セット第7ゲーム以降、ネットプレーの回数を増やし流れを変え、勝利を掴んだ。
勝利したアンドゥハルは、26日に行われる決勝で第1シードの錦織と対戦する。
錦織とアンドゥハルは4度目の対戦となり、これまでの対戦成績は2勝1敗で錦織が勝ち越している。
直近の対戦は昨年の全米オープン2回戦で、その時はアンドゥハルの途中棄権により、錦織が勝利している。
また、唯一錦織が敗れたのは2度目の対戦で、2013年5月に行われたムチュア・マドリッド・オープン男子準々決勝でストレートで敗れており、その時のサーフェスはクレーだった。
《錦織VSアンドゥハル 2013年ムチュア・マドリッド・オープン》一方敗れたフェレールは、3月に行われたアビエルト・メキシコ・テルセル男子決勝で錦織に勝利しており、再び決勝で12度目の対戦に期待がかかっていたが、アンドゥハルに敗れ3年ぶり決勝進出とはならなかった。
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