第37回全国選抜高校テニス大会(福岡・博多の森テニス競技場/砂入り人工芝)は最終日の27日、男女個人戦準決勝と決勝が行われ、女子決勝は清水映里(山村学園)が松田美咲(浦和学院)を6-7 (5-7), 6-3, 6-2の逆転で下し、優勝を果たした。
同じ埼玉の1年生、さらに両者左利き対決となったこの試合、第1セットは山村学園の清水が1ブレークアップ、5-4でサービスゲームを迎える。
しかしここから浦和学院の松田にブレークバックを許し2ゲーム連取される。清水は第12をキープするがタイブレークでポイント先行を許し、2-4から5-6と食らいつくが第1セットを落とす。
第2セットに入り、清水は第2ゲームでブレークに成功するが、第3ゲームでブレークバックを許す。
中盤第6ゲームで清水が2度目のブレークに成功し、この1ブレークを守り第2セットを取り追いつく。
ストロークの強打が持ち味の両者だが、第2セット終盤あたりから連戦の疲れか松田にミスが目立つようになる。
松田のサービスで始まったファイナルセット第1ゲーム、40-15の場面で清水がリターンエスを決め、さらにポイントをとりデュースとし、先にブレークに成功する。
松田も粘りをみせサービスキープをするが第5ゲーム、清水が2度目のブレークに成功し、ファイナルセット6-2で清水が勝利した。
個人戦決勝と準決勝の結果は以下の通り。
【女子決勝】
●松田美咲(浦和学院) vs. ○清水映里(山村学園),7-6 (7-5), 3-6, 2-6
【女子準決勝】
●大塚芽生(京都外大西) vs. ○松田美咲(浦和学院), 0-6, 6-7 (5-7)
○清水映里(山村学園) vs. ●リュー理沙マリー(沖縄尚学), 5-7, 6-2, 6-2
【男子決勝】
●恒松優也(大成) vs. ○望月勇希(清風), 3-6, 5-7
【男子準決勝】
●
島袋将(日本)(四日市工) vs. ○恒松優也(大成), 4-6, 1-6
○望月勇希(清風) vs. ●大島立暉(相生学院), 6-1, 6-0
個人戦は自校の団体が終了(敗退)した時点から出場する変則型のトーナメント方式で行われ(団体決勝に勝ち上がった場合は、No.1の選手は個人の準決勝から出場する)、準々決勝までは8ゲームマッチだったが、準決勝からは3セットマッチで行われる。
男子は望月勇希(清風)、女子は清水映里(山村学園)が全米オープンジュニアの予選出場資格を手に入れた。
▼準優勝の松田美咲(浦和学院)
▼優勝の清水映里(山村学園)
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