男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル男子(メキシコ/アカプルコ、ハード、賞金総額1,548,755ドル、優勝賞金343,000ドル)は25日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
錦織圭(日本)が世界ランク61位の
ルー・イェンスン(台湾)を6-1, 6-3のストレートで快勝し、同大会初のベスト8進出を決めた。
両者は今回が2度目の対戦となり、錦織はルー・イェンスンとの対戦成績を2勝0敗とした。
錦織のサービスゲームから始まった第1セット、序盤は両者サービスキープとなるが、第4ゲームではルー・イェンスンがバックハンドをネットにかけ、先に錦織がブレークする。
その後は、第6ゲームでもルー・イェンスンがバックハンドをネットにかけ、錦織がこの試合2度目のブレークに成功し、大きくリードする。
第7ゲームでは、ルー・イェンスンにブレークチャンスを与えた錦織だが、それを2本しのぎデュースに。最後はフォアハンドのウィナーを体制を崩しながらも決め、錦織が25分で第1セットを先取した。
第2セットでは、第3ゲームでブレークに成功してリードした錦織だが、第4ゲームでブレークバックされる。
第6ゲームで錦織は、ルー・イェンスンにブレークチャンスを与えたが、それをしのいでサービスキープ。
その後、第7ゲームでルー・イェンスンのドロップショットをクロスに返し0-40とチャンスを作った錦織が、1度のチャンスでブレークに成功。
第8ゲームでも、ルー・イェンスンのフォアストロークがアウトしてサービスキープし、ゲームカウント5-3とする。
ルー・イェンスンのサービスゲームとなる第9ゲームでは、錦織がポイントリードするも追いつかれる。しかしここから2本、ルー・イェンスンがストロークをアウトし、59分で勝利をものにした。
準々決勝で錦織は、第5シードの
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)と対戦する。
準々決勝で対戦する錦織とドルゴポロフは、1月に行われたブリスベン国際男子のダブルスでペアを組んでおり、決勝で
J・マレー(英国)/
J・ピアース(オーストラリア)組に敗れて初優勝とはならなかったが、準優勝を飾った。
《ダブルス準優勝の記事はこちら》過去同大会で錦織は、2012年に1度だけ出場しており、その時は2回戦で
J・シャーディ(フランス)に敗れて8強入りを逃しており、今回はルー・イェンスンを圧倒し、大会初のベスト8進出を果たした。
また、錦織は今大会1回戦で予選勝ち上がりの
A・ゴンザレス(コロンビア)に勝利したことにより、キャリア通算勝利数200勝を達成した。
《錦織 キャリア200勝達成》錦織は先日行われたメンフィス・オープンで、大会初で自身初の3連覇を達成しており、今回は2大会連続でのタイトル獲得を狙う。
一方、敗れた31歳のルー・イェンスンは、2010年11月に記録した33位が自己最高位となっている。
2010年のウィンブルドンでは、準々決勝で当時世界ランク3位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも、当時世界ランク7位の
A・ロディック(アメリカ)を大接戦の末に下してベスト8進出を決めていた。
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