男子テニスツアーのハイネケン・オープン(ニュージーランド/オークランド、ハード、賞金総額519,395ドル/優勝賞金84,500ドル)は17日、男子シングルス決勝が行われ、予選勝者で21歳の
J・ヴェセリ(チェコ共和国)が
A・マンナリノ(フランス)を6-3, 6-2のストレートで下し、ATPツアー初の優勝を飾った。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、ヴェセリは試合を通して11本のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時に77パーセントの確率でポイントを獲得した。さらに、マンナリノのサービスゲームを7度のブレークチャンスから4度成功し、1時間7分で初のタイトルを獲得した。
初優勝を果たしたヴェセリは現在、自己最高位となる世界ランク63位で、昨年のデビスカップではチェコ共和国のチーム代表として選出されていた。
《デビスカップの記事はこちら》ヴェセリは今大会、1回戦で
T・ベルッチ(ブラジル)、2回戦で第2シードの
E・ガルビス(ラトビア)を破り、準々決勝で
D・ヤング(アメリカ)、準決勝で第4シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)を下して決勝進出を果たしており、そして今回マンナリノに勝利して優勝を手にした。
2013年にヴェセリは、ATPから「明日のスター賞」を受賞している今後に期待がかかる選手。今回ATPツアー初の優勝を飾り、19日から行われる全豪オープンに向けて弾みをつけて臨む。
ヴェセリは全豪オープン1回戦で、出場停止から復帰した元世界ランク12位の
V・トロイキ(セルビア)と対戦することが決まっている。
一方、敗れたマンナリノは今大会1回戦で
F・デルボニス(アルゼンチン)、2回戦で第3シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、準々決勝で
A・ファリャ(コロンビア)、準決勝で
L・プイユ(フランス)を下して決勝戦に駒を進めたが、ヴェセリに敗れてATPツアー初優勝とはならなかった。
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