男子テニスツアーのチェンナイ・オープン(インド/チェンナイ、ハード、賞金総額458,400ドル/優勝賞金7万3,400ドル)は11日、シングルス決勝が行われ、昨年覇者で第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)が予選勝ち上がりの
A・ベデネ(スロベニア)を6-3, 6-4のストレートで下し、大会2連覇、さらにツアー8勝目をあげた。
両者は過去に2度対戦しており、いずれも過去同大会で対戦していた。最初に対戦した2013年はストレートでワウリンカが敗れていたが、2014年はストレートで勝利した。今回ワウリンカはベデネとの対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。
この試合、ワウリンカはファーストサービスが入った時に74パーセントの確率でポイントを獲得し、ベデネに1度もブレークチャンスを与えないサービスゲームを展開した。さらに、各セット1度ずつブレークに成功したワウリンカが1時間9分で優勝を決めた。
今大会でワウリンカは、初戦となる2回戦で
B・コリッチ(クロアチア)、準々決勝で
G・ミュラー(ルクセンブルグ)、準決勝で
D・ゴファン(ベルギー)に勝利し、そして決勝でベデネを下して今季初のタイトル獲得を果たした。
過去同大会では、2011年と2014年に優勝、2010年は準優勝とワウリンカにとって相性の良い大会で、今回は大会3度目で2連覇を達成した。
昨シーズンは同大会で優勝した後、シーズン初めに行われるグランドスラムである全豪オープンでグランドスラム初のタイトルを獲得しており、今シーズンも全豪オープン優勝に向けて良いスタートを切った。
《ワウリンカ 全豪オープン優勝の記事はこちら》一方、敗れたベデネは今大会、第2シードの
F・ロペス(スペイン)、第5シードの
G・ガルシア=ロペス(スペイン)、第3シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)らシード勢を破る快進撃でATPツアー初の決勝進出を果たし、決勝では世界ランク4位のワウリンカに敗れるも準優勝を飾った。
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