男子テニスで
錦織圭(日本)は2014年シーズンをアジア人男子自己最高位の5位で終え、54勝14敗、ツアー4勝、全米オープンでグランドスラム初の準優勝、ツアー・ファイナルズでは準決勝進出と飛躍の年となった。
錦織は2014年4月に行われた大会で、ATPワールド・ツアー500大会であるバルセロナ・オープン・サバデルに出場。
過去の同大会では2012年に
F・ベルダスコ(スペイン)とのベスト4をかけた対戦で、試合途中に腰の痛みを訴えて棄権したベスト8が最高成績となっていた。
この大会で錦織は第4シードとして出場し、1回戦は免除。2回戦で
R・バウティスタ=アグ(スペイン)との対戦でフルセットとなるも、3回戦で
A・ゴルベフ(カザフスタン)、準々決勝で
M・チリッチ(クロアチア)、準決勝で
E・ガルビス(ラトビア)、決勝で
S・ヒラルド(コロンビア)らをストレートで快勝し、クレーコート初の優勝トロフィーを手にした。
《錦織 クレーコート初優勝の記事はこちら》優勝後に錦織は自身の公式ブログに「クレーでの優勝は初めてだったのとなんとなくホームな気がしないヨーロッパでの勝利は嬉しいです!今週は1回戦から調子が良かったです。悪い試合がひとつもなく、自分がクレーでどういうプレーをすればいいのかが明確になっていました。」
「いつもよりクレーコートだというのを意識せず、ザ・クレーコーターのテニスをするのではなく自分のハードコートでやってきたテニスから少しマイナーチェンジをしてクレーでのプレーに合わせることでした。それに加えフットワークも良くなってるので苦手意識がなくなってきてるのかなと感じます。」と綴った。
バルセロナ・オープン・サバデルで優勝したことにより、大会後に発表された世界ランキングでは、当時世界ランク17位から12位と5つ上げてトップ10入りに大きく近づいた。
《錦織圭、5月中にトップ10の可能性も》また、錦織は当初出場予定となっていた4月上旬に行われたデビスカップ準々決勝 チェコ共和国との対戦を、3月のソニー・オープン男子で左足の付け根を負傷したため、出場を辞退した。
《錦織が欠場「皆に頑張ってもらいたい」》【錦織圭 2014年4月戦歴】
<BNPパリバ・オープン>
・1回戦 Bye
・2回戦 勝利 R・バウティスタ=アグ 6-1, 4-6, 6-3
・3回戦 勝利 A・ゴルベフ 6-0, 6-4
・準々決勝 勝利 M・チリッチ 6-1, 6-3
・準決勝 勝利 E・ガルビス 6-2, 6-4
・決勝 勝利 S・ヒラルド 6-2, 6-2
■関連ニュース■
・錦織 チャン迎え新体制の1月・錦織 初連覇、喜び爆発の2月・錦織 フェデラー下した3月
■最新ニュース■
・錦織 全米OPから写真贈呈・錦織 フェデラーらがエントリー・錦織モデル完売 再販決定
■最新動画■
・錦織が直面した王者ジョコビッチの壁・最終戦史上に残る名勝負 フェデラーvsワウリンカ