シーズン獲得ポイントの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル/ 優勝賞金総額192万ドル)は、4名ずつの2グループに分け予選ラウンドロビンを行い、上位2名ずつの4選手が準決勝へ進出する。
予選抽選会が3日に行われ、アジア人男子として初めての出場を果たし今大会第4シードの
錦織圭(日本)はグループBに入り予選ラウンドロビンでは、第2シードの
R・フェデラー(スイス)と第5シードの
A・マレー(英国)、第7シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦することが決まった。
各グループは以下の通り。()内はシード。
グループA
(1)
N・ジョコビッチ(セルビア)(3)
S・ワウリンカ(スイス)(6)
T・ベルディヒ(チェコ共和国)(8)
M・チリッチ(クロアチア)グループB
(2)R・フェデラー
(4)錦織圭
(5)A・マレー
(7)M・ラオニチ
錦織は、先日まで行われていたBNPパリバ・マスターズ準々決勝で
D・フェレール(スペイン)を下しベスト4進出したことにより、自力で最終戦出場をつかみ取った。
グループBの選手との対戦成績はフェデラーとは2勝2敗、マレーとは0勝3敗、ラオニチとは4勝1敗としている。
【錦織vsフェデラー 対戦成績】
<2014年>
・ゲリー・ウェバー・オープン準決勝 敗退 3-6, 6-7 (4-7)
・ソニー・オープン準々決勝 勝利 3-6, 7-5, 6-4
<2013年>
・ムチュア・マドリッド・オープン3回戦 勝利 6-4, 1-6, 6-2
<2011年>
・スイス・インドア決勝 敗退 1-6, 3-6
【錦織vsマレー 対戦成績】
<2013年>
・スイス・インドア準決勝 敗退 4-6, 0-2, 途中棄権
<2012年>
・全豪オープン準々決勝 敗退 3-6, 3-6, 1-6
<2011年>
・上海マスターズ準決勝 敗退 3-6, 0-6
【錦織vsラオニチ 対戦成績】
<2014年>
・楽天ジャパン・オープン決勝 勝利 7-6(7-5), 4-6, 6-4
・全米オープン4回戦 勝利 4-6, 7-6(7-4), 6-7(6-8), 7-5, 6-4
・ウィンブルドン4回戦 敗退 6-4, 1-6, 6-7 (4-7), 6-3
・ムチュア・マドリッド・オープン3回戦 勝利 7-6(7-5), 7-6(7-5)
<2012年>
・楽天ジャパン・オープン決勝 勝利 7-6(7-5), 3-6, 6-0
現在ランキング5位の錦織は4位のワウリンカとのポイントの差を270ポイントとしており、今大会の結果によっては初の4位に浮上する可能性があり、予選での勝利、そして準決勝進出に期待がかかる。
今大会は予選ラウンドロビンを1勝するごとに200ポイント、決勝進出するとさらに400ポイント、優勝するとさらに500ポイント付与され、全勝優勝の場合、1500ポイント付与される。
現在世界ランク3位にいる全仏オープン覇者の
R・ナダル(スペイン)は、虫垂炎の手術のために、今大会の欠場を表明している。
ロンドンのO2アリーナで開催されるこの最終戦は、11月9日から16日にかけて行われる。
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