男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、賞金総額約345万ユーロ/優勝賞金約57万ユーロ)は1日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第6シードの
錦織圭(日本)を6-2, 6-3のストレートで下して決勝進出を果たし、年間最終ランキング1位へ向けて前進した。
先月、第1子を授かり父親となって初めて臨んだ大会での決勝進出となるジョコビッチは「今はコート上でもコート外でも、全ての瞬間を大切にしているんだ。特に今年はオフコートでのプライベートでは、結婚もし子供にも恵まれて、自分にとっては信じられないくらい充実した年になっている。何も文句はないし、どの瞬間だって楽しんでいるんだ。」と、今の心境を告白していた。
前年度チャンピオンで連覇を狙うジョコビッチは、今年はまだ1セットも落とさない好調な勝ち上がりを見せている。この日も、全米オープンの準決勝で負けている錦織に対して1時間2分の完勝で前回の敗戦のリベンジを果たした。
世界ランク2位の
R・フェデラー(スイス)と年間最終ランキング1位の座を争っているジョコビッチだが、既に今大会の準々決勝で敗退しているフェデラーに対して、リードを広げる形になった。そして両者は11月9日からイギリスはロンドンで開催される男子ツアー最終戦で決着を着ける。
ジョコビッチは決勝戦で、第5シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-3, 3-6, 7-5のフルセットで下した第7シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。ジョコビッチはこれまでのラオニチとの3度の対戦は全て勝利を飾っている。
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