男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は1日、シングルス1回戦が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)が
I・ドディグ(クロアチア)を6-3, 6-4のストレートで下し、3年連続2回戦進出を決めた。
この試合、錦織はファーストサービスを81パーセントの確率で入れ、ファーストサービスが入った時73パーセントの確率でポイントを獲得し、ドディグから3度のブレークに成功し1時間24分で勝利した。
錦織は先週まで行われていたマレーシア・オープンで決勝まで進んだため、特別に1回戦をこの日に行った。
《錦織 マレーシア・オープン優勝の記事はこちら》当日券も売切れ、平日の日中にもかかわらず満員の観客の下に行われたこの試合は、錦織がポイントを取るたびに会場が沸いた。
第1セット序盤はドディグのワイドとセンターに放たれたサービスに苦戦するも、徐々にポイントを取れるようになり第8ゲーム、2度目のチャンスからブレークに成功し第1セットを先取する。
第2セットは第4ゲームで先にブレークを許すも直後の第5ゲームでブレークバックに成功し、そこから4ゲーム連取する。
第9ゲームで錦織はマッチポイントを掴むも活かすことが出来ず、ドディグがサービスキープをするが、錦織は第10ゲームをラブゲームでキープし勝利した。
錦織は勝利後のオンコートインタビューで、「相手も良かったので結構タイトな試合になりました。1セット目、自分のサーブで苦労しましたが、そこをしっかりセーブして最後まで戦い抜けたことがキーだったと思います。」
「(良くなっているプレーについて)全部良いですけど、ストロークが安定感を増して、プラス攻撃力が出てきてしっかり自分で攻めきることが出来ていると思います。」
「昨日はたっちゃんも、伊藤(竜馬)選手も勝って、日本のテニスも強くなってきてるので、シングルス、ダブルス共に頑張ります。今日は応援ありがとうございました。1回戦良い形で勝てて、明日からの2回戦もしっかり頑張るのでぜひまた会場に足を運んで、熱い応援をよろしくお願いします。」と答えている。
勝利した錦織は2回戦で
添田豪(日本)を下した
D・ヤング(アメリカ)と対戦する。
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