テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は6日、男子シングルス準決勝が行われ、同大会2011年覇者で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を撃破し、男子アジア勢初で自身初となるグランドスラム決勝進出を決めた第10シードの
錦織圭(日本)が決勝で第14シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦することが決まった。
錦織とチリッチの対戦成績は、5勝2敗と錦織が勝ち越している。
両者の直近の対戦は、4月のバルセロナ・オープンでその時は錦織がストレートで下している。
2010・2012年の同大会でも対戦しており、2010年は錦織が、2012年はチリッチが勝利している。
元世界ランク9位のチリッチは同日行われた準決勝で、第2シードの
R・フェデラー(スイス)を6-3, 6-4, 6-4のストレートで退け、今回グランドスラム初の決勝進出を決めた。
過去のグランドスラムでチリッチは、2010年の全豪オープン準決勝で
A・マレー(英国)に敗れるもベスト4進出を果たしている。
また、今年のウィンブルドンでは、準々決勝でジョコビッチに敗れるもベスト8進出を果たしており、ジョコビッチとの対戦は接戦を演じている。
今大会の決勝は、共にビッグ4の2人をそれぞれ破ってグランドスラム初の決勝の舞台に立つこととなった。