テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は30日、男子シングルス3回戦が行われ、第10シードの
錦織圭(日本)が第23シードの
L・マイェール(アルゼンチン)を6-4, 6-2, 6-3のストレートで下し、2008年の初出場の時以来となる6年ぶり4回戦進出を決めた。
この試合、錦織はファーストサービスが入った時70パーセントの確率でポイントを獲得し、マイェールから6度のブレークに成功し1時間52分で勝利した。
第1セット、錦織は序盤からマイェールのサービスゲームでブレークチャンスを掴むもブレークが出来ず、自身のサービスゲームはブレークチャンスを与える事無くサービスキープを続ける中、第7ゲーム錦織が15-40とした場面でフォアハンドのパッシングショットをクロスに決め、1度のチャンスでブレークに成功し錦織が叫ぶ。その後は両者サービスキープが続き錦織が第1セットを先取する。
第2セット、マイェールがサービスの第1ゲーム、15-40の場面で錦織がフォアハンドのリターンエースをクロスに決めいきなりブレークに成功する。
第6ゲームで0-40と錦織は初めてマイェールにブレークチャンスを与えるも5ポイント連取し、サービスキープすると第7ゲーム、15-40の場面でマイェールのバックハンドがアウトとなり第2セット2度目のブレークに成功し第8ゲーム、錦織は珍しくフットフォルトを取られるがラブゲームでキープし、第2セットを連取する。
第3セット、錦織サービスの第2ゲームでブレークを許し、先にリードを許す。第4ゲームで初めてサービスキープに成功すると第5ゲーム、錦織は2本のパッシングショットを決め15-40とするとマイェールのダブルフォルトでブレークバックに成功する。その後、錦織はブレークチャンスを与える場面もあるが第3ゲームから6ゲーム連取し錦織が勝利した。
両者は2度目の対戦となり、錦織はマイェールに2勝0敗とした。
錦織は試合後のオンコートインタビューで「ありがとうございます。初めてのシードとの対戦だったので少し硬いところもありましたが、最後まで集中出来たので良かったです。」とコメントした。
今日のゲームプランやテーマはありましたか?
「相手はハードヒッターで、サーブがとてもいいのでそれをしっかりリターンする事と、相手に時間を与えないようにプレーしました。」
3回戦を終えて試合時間がわずか5時間という事について
「今日もそんなに多くやらなかったので、体力的に温存できたので良かったです。」
次は第5シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦の可能性について
「次に向けてしっかり準備して次も頑張りたいと思います。」と話している。
同大会2回戦で錦織はグランドスラム通算勝利数を33勝目とし、
佐藤次郎(日本)が持つ32勝を81年ぶりに抜き、グランドスラム勝利数日本人歴代1位となったが今回の勝利により34勝と記録を更新した。
錦織は4回戦で
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)と第5シードのM・ラオニチの勝者と対戦する。
錦織は初出場の2008年以来となる2度目の4回戦進出を果たし、同大会初のベスト8進出を狙う。
(コメントはWOWOWから抜粋)
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