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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は24日、女子シングルス1回戦が行われ、昨年準優勝を飾った第19シードのS・リシキ(ドイツ)がJ・グラスコ(イスラエル)を6-2, 6-1とわずか57分で一蹴し、2大会連続の決勝進出へ向けて快勝で初戦突破を決めた。
この試合、リシキはファーストサービスが入った時に77パーセントの確率でポイントを獲得し、6度のブレークに成功して勝利をおさめた。
通常、大会2日目のセンターコート第1試合には、前年度女子チャンピオンが1回戦に登場するが、昨年覇者のM・バルトリ(フランス)が同大会優勝した数週間後に突然の引退を表明してコートを去ったため、準優勝だったリシキがこの日のセンターコートに登場していた。
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「今日のセンターコートの第1試合でこうしてプレーする事が出来た事は大きな誇りです。私にとっては特別な場所なのです。」とリシキはその場に立てた思いを明かしていた。
この試合の前、元イギリス人女子ナンバー1だったE・バルタチャ(英国)の死を追悼するセレモニーが行われ、昨年覇者のバルトリも参加した。
今年の5月4日に肝臓ガンで30歳の若さでこの世を去ったバルタチャ。バルトリはバルタチャが運営するテニスアカデミーの生徒である9歳のエル・ロブス=ミラーちゃんに手を引かれて登場し、涙をぬぐいながらセレモニーに参加していた。
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その光景を見守っていたリシキは「本当に、本当に特別な瞬間だったと思う。」とセレモニーについてもコメントしてた。
2回戦でリシキは、K・ナップ(イタリア)を6-7 (4-7), 6-4, 10-8の接戦で下したK・プリスコワ(チェコ共和国)と対戦する。
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