男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝)は15日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)がノーシードの
A・ファリャ(コロンビア)を7-6 (7-2), 7-6 (7-3)のストレートで下し、大会7度目のタイトル獲得とキャリア通算79勝目をあげた。
この試合、フェデラーは試合を通してファーストサービスが入った時に、82パーセントと高い確率でポイントを獲得した。さらに、ファリャのサービスゲームを2度のブレークチャンス全て活かして、1時間28分で優勝を決めた。
フェデラーのサービスゲームから始まった第1セット、第7ゲームまで両者サービスゲームキープとなったが、第8ゲームでフェデラーが先にブレークに成功。ゲームカウント5-3とリードするが、第9ゲームでファリャにブレークバックを許してしまう。
その後さらにサービスキープが続き、タイブレークへ。ファリャのストロークアウトでフェデラーが第1セットをタイブレーク7-2で先取した。
続く第2セット、フェデラーがスーパーショットを披露し、第1セットからブレークに成功する。しかし、すぐにファリャにブレークバックされる。
その後は、2度目のタイブレークに突入するも、フェデラーが2度のタイブレークを制して大会2連覇を果たした。
フェデラーは過去の同大会で、2003・2004・2005・2006・2008・2013年と6度タイトルを獲得しており、今回は7度目の優勝と2連覇となった。
フェデラーは今回、上位シード勢は1回戦免除のため2回戦からの登場となった。2回戦で
J・ソウサ(ポルトガル)を下し、準々決勝は
ルー・イェンスン(台湾)が棄権を申し入れたために勝利、準決勝では
錦織圭(日本)、そして決勝でファリャに勝利しての優勝となった。
《フェデラーvs錦織の記事はこちら》芝を得意とするフェデラー。今大会で優勝したことによって、これから始まるウィンブルドンへさらに自信をつけて臨むと共に、大会8度目の優勝に期待がかかる。
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