男子テニスの12日付世界ランキングが発表され、先日のムチュア・マドリッド・オープン男子で今季3度目のタイトル獲得を逃すも、マスターズ初の優勝を果たした
錦織圭(日本)が、前回の12位から3つ上げて9位となり、念願のトップ10入りと自己最高位を更新した。
また、アジア人として、
P・スリチャパン(タイ)が2004年3月に記録して以来のアジア人最高位と並ぶ快挙を達成した。
錦織はムチュア・マドリッド・オープン男子で第10シードで登場し、3回戦で
M・ラオニチ(カナダ)、準決勝で
D・フェレール(スペイン)、そして決勝で世界王者の
R・ナダル(スペイン)との対戦で先制するも、途中でメディカルタイムアウトを要求。腰のマッサージを受けるが、第3セットのゲームカウント0-3としたところでやむを得ず途中棄権となった。
《錦織、7度目の挑戦も敵わず悔しい準優勝<ムチュア・マドリッド・オープン男子>》また、今回の世界ランクトップ10入りは、ムチュア・マドリッド・オープン男子の準決勝進出を決めた時点で確定しており、世界ランク9位は決勝進出を決めた時点で確定していた。
先月のバルセロナ・オープン・サバデルでは、3月のソニー・オープン男子で負った左足付け根の怪我から、復帰戦にして大会初優勝とクレーコートで初のタイトルを獲得していた。
今回錦織は、マスターズ初の決勝進出を果たし、決勝でナダルに敗れるも初の準優勝を飾った。
今後の大会出場予定は、12日から開催されるBNLイタリア国際男子に第10シードで登場する。しかし、ムチュア・マドリッド・オープン男子で途中棄権を申し入れており、今月25日からはグランドスラムである全仏オープンを控えているため、すぐ始まるBNLイタリア国際男子に出場するか危ぶまれる。
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