テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は25日、女子シングルス決勝戦が行われ、第4シードの31歳
N・リー(中国)が第20シードの
D・チブルコワ(スロバキア)を7-6 (7-3), 6-0のストレートで下し、初優勝を飾ると同時に、四大大会2度目のタイトルを獲得した。2011・2013年の全豪オープンで決勝進出を果たしたリーだったが、ともに準優勝に甘んじていたため、今回3度目の正直となる決勝戦だった。
「ついに手に入れた。」と、リーは表彰式でコメントした。
2011年の全豪オープンでグランドスラム初の決勝進出を果たすも、その時は
K・クレイステルス(ベルギー)に敗れるも準優勝を飾った。その後、同年の全仏オープンでは決勝で前年度覇者の
F・スキアボーネ(イタリア)を破り、グランドスラム初のタイトルを獲得した。
昨年の全豪オープンでリーは決勝で
V・アザレンカ(ベラルーシ)に逆転で敗れ、準優勝に終わった。その決勝時にリーは2度の転倒するアクシデントに見舞われていた。
決勝戦前の会見で、リーは「転倒しないようにする。」と、ジョークを交えていた。
両者は今回が5度目の対戦で、リーはチブルコワとの対戦成績を5勝0敗とした。
一方、敗れたチブルコワはスロバキア人選手として初のグランドスラムファイナリストだったが、リーにタイトル獲得を阻まれた。もしチブルコワが優勝していた場合、女子テニスで43人目のグランドスラム優勝者となっていた。
今大会でチブルコワは、4回戦で第3シードの
M・シャラポワ(ロシア)、準々決勝で第11シードの
S・ハレプ(ルーマニア)、準決勝で第5シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)を下し、リーとの決勝戦へ駒を進めていた。
(コメントはWOWOWから抜粋)■関連記事■
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