テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は13日、女子シングルス1回戦が行われ、43歳の
クルム伊達公子(日本)は予選から勝ち上がった16歳のB・ベンチッチ(スイス)に4-6, 6-4, 3-6のフルセットで敗れ、2年連続の2回戦進出を逃すと同時に、大会最年長勝利記録更新とはならなかった。
この試合、両者互角の打ち合いを続けるも、クルム伊達は自身のサービスゲームでベンチッチに10度のブレークを許してしまい、1時間59分で敗れた。
2013年の全豪オープンでクルム伊達は17年ぶりに初戦突破を果たすと同時に、最年長勝利を更新していた。また、同年のウィンブルドンでは現役復帰後、大会初の3回戦へ進出した。この3回戦進出は、1996年以来17年ぶりの2回戦突破と同時に、1968年のオープン化以降最年長となった。
今大会にクルム伊達は
S・チャン(中国)とのダブルスにも出場しており、1回戦で第7シードの
A・フラヴァコバ(チェコ共和国)/
L・サファロバ(チェコ共和国)組と対戦する。
クルム伊達は、昨年の全豪オープンに
A・パーラ=サントンハ(スペイン)とのダブルスでは、ロンドンオリンピックで銀メダルを獲得した第2シードのA・フラヴァコバ/
L・フラデカ(チェコ共和国)組を破る金星をあげた。
一方、その他の日本勢女子シングルスでは
森田あゆみ(日本)は
N・キチェノック(ウクライナ)、
土居美咲(日本)は第8シードで元世界ランク1位の
J・ヤンコビッチ(セルビア)、
奈良くるみ(日本)はS・ポンと1回戦で対戦する。
また、日本勢男子では第16シードの
錦織圭(日本)が
M・マトセビッチ(オーストラリア)、
添田豪(日本)は第4シードの
A・マレー(英国)と1回戦で顔を合わせる。
シーズン開幕戦であるブリスベン国際女子でクルム伊達は、初戦突破を果たすも、2回戦では元世界ランク13位の
D・チブルコワ(スロバキア)に接戦の末に敗れた。その後のアピア国際女子では予選で敗れ、本戦出場とはならなかった。
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